当連結会計年度における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大の渦中、一時は経済活動低迷に底打ち
感が見られたものの、その後、緊急事態宣言の再発令およびまん延防止等重点措置の適用により、いまだ収束の
兆しが見られない状況が続いております。新型コロナウイルスの感染拡大は世界的に見ても混迷を深めており、
経済に深刻な影響を与えております。加えて米中対立激化の影響等、世界経済の先行きは不透明な状況となって
おります。
当社グループが属する情報サービス産業界におきましても、新型コロナウイルス感染拡大の沈静化が見込めな
い中、先行きは不透明な状況が続いております。一方で、コロナ禍における企業の新常態としてのテレワークの
浸透や、デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進に伴うクラウド環境整備、仮想化技術の活用、サイ
バーセキュリティ強化、並びに5GやIoT等に関連する市場は拡大傾向にあります。
このような環境の中、当社グループでは社会的要請に応えつつ、稼働率の維持・改善、利益率の改善に努めて まいりました。また、新卒新入社員に対し、感染予防対策を徹底のうえ実施した5ヶ月以上にわたる基礎教育に より、拡大する市場の需要に対応できる体制を整えてまいりました。 なお、当社グループでは従業員一人ひとりの健康を最大の経営資源と捉え、健康増進に向け様々な活動を継続 的に行っておりますが、本年2月、経済産業省と東京証券取引所が共同で、上場企業の中から「健康経営」に優 れた企業を選出する「健康経営銘柄」に3年連続で選定されました。
また、経済産業省と日本健康会議が共同で取組んでいる「健康経営優良法人(ホワイト500)」にも5年連続で認定されました。今後もさらに従業員の 健康増進に向けた活動を推進してまいります。
事業部門 | 売上高 | 前期比 |
---|---|---|
システムコア事業 | 32億45百万円 | 1.0%減 |
ITソリューション事業 | 42億51百万円 | 2.3%減 |
ネットワークサービス事業 | 100億50百万円 | 4.2%増 |